御開帳の回向柱に名残惜しんで お納め式
6月24日(火) 掲載 



 長野市の善光寺で二十四日午前、五月三十一日までの御開帳で本堂前に建てられていた回向柱の「お納め式」が行われた。寺一山の住職が回向柱前でお礼の気持ちを込めた法要をし、午後にクレーンを使って本堂西にある経蔵南側の庭に納める作業をした。

 回向柱は前立本尊と糸と綱とで結ばれ、四月六日から五十六日間にわたって参拝客に触られた。手で触れられた部分はうっすらと黒ずみ、前回(一九九七年)を百十三万人上回る過去最多の六百二十八万人に達した参拝客の多さをうかがわせていた。

 法要に居合わせた参拝者たちは見納めとなる回向柱に次々と触れ、名残を惜しんだ。お納め式と知らずに茨城県北茨城市から一人で参拝に訪れた富山春子さん(65)は「最後に触れることができて、いい思い出になった。最後だからと善光寺さんが呼んでくれたような気がします」と感激していた。



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