御開帳夕座法要 前立本尊の姿 扉の奥に消え
6月2日(月) 掲載 


前立本尊を安置した厨子の扉を閉じる大本願の鷹司誓玉上人。56日間にわたった御開帳が幕を閉じた=31日午後5時18分、長野市の善光寺


 長野市の善光寺御開帳で三十一日夕の夕座法要が行われ、大本願の鷹司誓玉上人が内々陣の前立(まえだち)本尊を安置した厨子(ずし)の扉を閉め、五十六日間の幕を閉じた。本尊が扉の中に姿を消すと、外陣まで詰め掛けた参拝客からはため息が漏れた。

 最終日のこの日は八万人が参拝。期間中の人出は過去最高の六百二十八万人を記録した。法要で、前立本尊に向かってしばらく手を合わせていた長野市内の農業男性(63)は「次の御開帳までの健康を願いました。不況や戦争など不安はいっぱいある。善光寺さんに守ってもらいたい」と語った。

 法要が終わった途端、東側の空に大きな虹が現れ、「とても不思議できれい」と参拝者。最後の記念に回向柱の前で写真を撮っていた。

 一日に行う御還座式で、前立本尊が入った厨子は宝庫に納められる。



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