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屋台巡行「不況に負けるな」 前回上回る参加の見通し

前回の善光寺御開帳で行われた屋台巡行=2003年5月25日、長野市

 4月5日開幕の善光寺(長野市)御開帳に熱気を添える、地元町会による屋台巡行が5月24日に行われる。屋台を1台出すと「4、500万円の経費がかかる」とされ、景気低迷で参加町会が減る心配もあったが、前回御開帳と同じ8町会の参加が確定。ほかに前向きな町会もあり、前回以上ににぎやかになる見通しだ。参加を決めた各区長は「不況に負けていられない」と力を込めている。
 屋台巡行は善光寺近くの弥栄(やさか)神社の御祭礼に合わせ、町会ごとに高さ4、5メートルの屋台を引いて市街地を練り歩く伝統行事。同神社によると、1965(昭和40)年まで毎年行われていたが、同年に始まった松代群発地震の影響で中止された。その後は、世帯の減少や資金難などもあり、主に7年目に1度の御開帳期間中に行っている。1997年の前々回御開帳は9台、2003年の前回は8台が参加した。
 5日に善光寺大本願で開いた御祭礼加盟20町の総会では、8町会が巡行参加を表明。3町会が検討中としたが、このうち北石堂町会は参加の方向だ。権堂町の袖山孝史区長(71)は「景気は悪いが、権堂は祭りの町。出さないわけにはいかない」ときっぱり。常連町会である北石堂町の青沼寿一区長(69)は「町の宝物を大勢の人に見せたいという心意気で続けている。不況に負けていられない」と話した。
 ただ、総会では「景気低迷以前から資金集めは苦しい。町会が今後も屋台を出しやすくする取り計らいが必要」との声も。巡行経費や屋台の補修費を対象にした市の補助金額引き上げのほか、御開帳の関係機関からの支援を求める意見もあった。

(提供:信濃毎日新聞