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善光寺信仰展に出展へ 山形・清水寺の前立千手観音像

県信濃美術館の「いのりのかたち―善光寺信仰展」に出品される山形村清水寺の前立千手観音像

 山形村の清水寺にある村指定文化財「前立千手観音像」が、善光寺(長野市)御開帳に合わせ、4月4日から県信濃美術館(同)で開かれる「いのりのかたち-善光寺信仰展」(信濃毎日新聞社など主催)に出品される。同展では善光寺信仰にゆかりのある仏像や、秘仏とされる本尊を模し、さまざまなバリエーションがある仏像など約60点を展示。同村の観音像が、京都の清水寺本尊を模した像であることから出展が決まった。
 同村の前立千手観音像は台座と光背を含めて高さ1メートル余。室町時代か江戸時代の初-中期の作とされる。一双の腕を頭の上で組む「清水寺形」になっている。同館学芸チームリーダーの伊藤羊子さん(41)によると、県内で同じ形の仏像が他にも確認されているが、「立像は山形村の像だけ」という。
 3月7日には村農業者トレーニングセンターで、伊藤さんが観音像の由来や同展に出品される背景を講演する。伊藤さんは「仏像の古さという基準が注目されがちだが、村に京都の清水寺の形を写した像があることを知り、誇りに感じてほしい」と話している。
 講演会は無料。問い合わせは同村教育委員会(電話0263・98・3155)へ。

(提供:信濃毎日新聞