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信濃三十三番観音巡礼展 善光寺大勧進で12日まで

信濃三十三番観音巡礼展で「お砂触れ」をする人たち

 長野市の善光寺御開帳に合わせた「信濃三十三番観音巡礼こころの旅路展」が12日まで、同寺大勧進の紫雲閣で開かれている。江戸時代初期から続く庶民の信仰を知ってもらおうと、33カ所の札所の住職らでつくる「信濃三十三観音札所連合会」が企画した。
 布引観音で知られる小諸市の釈尊寺など、札所33カ所の観音像と本堂の写真、御詠歌をパネルで紹介している。会場には各札所の境内の砂を入れた布袋も並べてある。この袋に触れる「お砂触れ」を札所の順番に沿って行うと、巡礼と同様の御利益があるとされる。訪れた人の中には袋に手を置いて願いを込める姿もあった。
 33の札所は、北は飯山市から南は伊那市まで。番外の位置付けの「客番」として上田市の北向観音堂と長野市の善光寺が定められている。巡礼の起源には諸説あるが、江戸時代初期には行われた記録が残っている。33カ所を回った後、善光寺にお礼参りをするのが習わしという。
 巡礼三十三番目、高山寺(上水内郡小川村)の松本栄仙住職(50)は「とかく人を責めがちな世の中になっている。欲望や悪、罪までも受け止める観音様の信仰を知ってほしい」と話している。入場無料。

(提供:信濃毎日新聞