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すごろくで参詣気分に 上田の老健施設が制作中

完成間近の「牛に引かれて善光寺参りすごろく」

 上田市御所の介護老人保健施設「御所苑」(百瀬節生施設長)の介護福祉士が、善光寺(長野市)御開帳に合わせた「牛に引かれて善光寺参りすごろく」を作っている。参詣はできないものの興味を持っている入所者のお年寄りを楽しませたい-と発案。今月中に完成させて使い始めようと張り切っている。
 すごろくは、家の軒先に干した布を角に引っかけて逃げた牛に怒った不信心なおばあさんが、牛を追い善光寺に導かれて改心する-との説話にちなみ、布引観音(小諸市)から善光寺までをたどる設定。寺や史跡の写真のカラーコピーを張ったり、いたずらっぽい表情で逃げる牛や憤慨するおばあさんのイラストを描いたりしたA3判大の段ボール約30枚を床に並べる。「牛」と「おばあさん」のチームに分かれてさいころを振り、自分が駒になって進むやり方だ。
 途中、上田城跡公園(上田市二の丸)や北向観音(同市別所温泉)といった観光名所のほか、旧真田町などのお年寄りの出身地や御所苑も巡るように工夫を凝らしている。「お茶で一服。一回休み」「お風呂に入って良い気持ち。歌を歌いましょう」などの特別ルールも設けてある。
 滝沢美知子さん(53)、牛山知子さん(26)、水沢恵さん(23)の3人が中心となって制作。空き時間を充てて、1枚ずつ取り組んでいる。
 御開帳について話しかけると、若いころに行ったなどと話すお年寄りもいるといい、「昔を思い出して楽しんでもらえたら」と水沢さん。牛山さんは「動ける人の軽い運動にもなる」とし、滝沢さんは「お年寄りが自分から楽しんでくれるとうれしい」と話している。

(提供:信濃毎日新聞