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05月10日(日)午前11時08分

長野市の西方寺、初の回向柱チベット祭 信毎御開帳ニュース

2015051005 善光寺御開帳に合わせ、チベット式の赤い回向(えこう)柱を建立した長野市西町の西方寺で9日、初の回向柱チベット祭が始まった。チベットに伝わる口承文芸「ケサル王武勲詩」を中心に、チベット人の修験者や吟遊詩人らが独特の語りと歌を披露した。
 チベット研究者でもある金子英一住職(71)によると、ケサル王武勲詩は世界最長の語り文学。ケサル王は観音、文殊、金剛菩薩の化身とされる英雄として古くから語り継がれてきたが、中国の文化大革命の打撃を受け、継承者はわずかという。
 出演したチベット人らは、境内で清めの護摩をたき、本堂で武勲詩の一部を独特の節回しで語った。物語に出てくる古式の衣装やケサル王などの歌も紹介した。
 西方寺はチベットと長年親交があり、2010年にはチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が善光寺と併せて訪ね、チベット大仏の開眼法要をした。こうした縁で回向柱も建て、祭りを開くことになった。金子住職は「同じ仏教でもチベットでは日本と異なる点も多い。異文化への理解を深める機会になればいい」と話している。
 10日も午後1時から開く。入場料3千円。
写真説明:催しの前に、西方寺境内で清めの護摩をたくチベット人の語り部ら

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