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05月12日(火)午前11時29分

「3.11」の犠牲者悼み法要 月命日に岩手・宮城からも参列 信毎御開帳ニュース

2015051207
 東日本大震災の月命日の11日、長野市の善光寺で追悼法要が営まれた。津波で倒された松で地蔵菩薩(ぼさつ)像を作る事業に協力した岩手県陸前高田市の市民や、長野市が今も職員を派遣している宮城県塩釜市の佐藤昭市長らが参列。地震が起きた午後2時46分に合わせ、本堂内外の一般参拝者らも合掌、黙とうをささげた。
 本堂奥の本尊前に、普段、境内の地蔵堂にまつっている陸前高田市の被災松で作った地蔵菩薩像を安置。この像の制作に関わり、善光寺が招いた「陸前高田お地蔵制作に協力する会」の会員らが見守る中、大勧進の小松玄澄貫主(げんちょうかんす)と大本願の鷹司誓玉(たかつかさせいぎょく)上人、一山住職らがお経を上げた。
 地震発生時刻には、本堂内外に合掌や黙とうを呼び掛けるアナウンスが流れ、昨年11月に起きた県北部の地震で被災した鐘楼の鐘が三つ鳴らされた。「南無阿弥陀仏」を繰り返し唱える人々の声が堂内に響き渡り、境内でも手を合わせる参拝者の姿があった。
 法要後、協力する会会長の熊谷光人さん(82)は「一生に一度は善光寺に参れ―と私の地方では言い伝えられている。その善光寺でこんなに大きな法要をしてもらえて、本当にありがたい」。佐藤市長も「長野市の派遣職員は毎朝早くから復興のために力を尽くしてくれている。ただただ感謝だ」と話していた。
写真説明:法要後、被災松で作られた地蔵菩薩像前で語らう陸前高田市の市民ら

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