お知らせ

03月14日(土)午後12時53分

お帰りなさい善光寺鐘楼 一帯の修復ほぼ修了、元の位置に移動 信毎御開帳ニュース

2015031409
 昨年11月の地震で石垣が崩れ、修理する間隣接地に移されていた善光寺鐘楼(長野市)を動かす「曳家(ひきや)」作業が13日行われた。仮組みの土台の上をゆっくりと滑るように、1時間余りかけて元の位置に戻った。4月5日開幕の御開帳を控えて一帯の修復工事もほぼ終わり、間もなく境内に鐘の音が響く。
 鐘楼は江戸末期の1853(嘉永6)年建立。地震後の昨年12月下旬に石垣から離し、約10メートル隣に据えていた。この日は、修理を終えた石垣と同じ約2メートルの高さまで井桁に組んだ材木の上を、手動のウインチで慎重に牽引(けんいん)。鐘楼と土台の間に丸い鉄棒を次々に差し込んで転がすと、重さ約1・8トンの釣り鐘がゆらゆらと揺れた。
 隣接する同市箱清水で震度5強を観測した昨年11月の地震で、善光寺では鐘楼のほか、数多くの石灯籠や石碑、墓石が倒れるなどした。これまでにほぼ復旧したといい、鐘楼も25日に完工の予定。善光寺庶務部長の清水雄介さん(41)は「御開帳には安心して、明るい気持ちで参拝していただきたい」と話していた。
写真説明:石垣と同じ高さに井桁を組み、鐘楼を約10メートル、ゆっくり動かした

▲トップへ戻る