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04月26日(日)午前09時49分

「前回上回る出足」 19日までに推計153万2700人 信毎御開帳ニュース

2015042610
 長野市の善光寺で開かれている7年目に1度の御開帳は、25日の中日庭儀(ちゅうにちていぎ)大法要(天台宗)で約2カ月の日程の半ばに差しかかった。前半は天候に恵まれなかったが、善光寺事務局はこの日、開幕から19日まで2週間の参拝者数を153万2700人と推計。過去最多となった前回2009年をやや上回る「順調な出足」としている。
 25日の善光寺は青空が広がり、境内は終日大にぎわい。大法要関連で一時規制がかかったこともあり、本堂内陣参拝、戒壇巡りは最長90分待ち。回向(えこう)柱参拝も同50分待ちと混雑した。大法要の規制で本堂内にも回向柱にも近づけず、「仕方ない。ここから拝もう」と遠くから手を合わせ、境内を後にする人々の姿もあった。
 事務局によると、開幕2週間の参拝者数は前回同時期の150万3千人を約2%上回った。この間、1日の平均気温は最高でも13・6度(5日)と低く、平均2・6度で雪の舞った8日のように、10度を下回る日が計9日もあった。
 それでも前回を上回った理由について、事務局や善光寺御開帳奉賛会(事務局・長野商工会議所)は、午後9時まで本堂や回向柱が参拝できるライトアップの効果や、旅行会社やメディアへのPRに昨年から力を入れてきた結果―とみている。20日以降は好天の日が多く、「かなり伸びている」(事務局)とする。
 仲見世通りや中央通りの商店の受け止めはさまざまだ。今回は参拝者や観光客に中央通りを歩いてもらうためシャトルバス、観光バスの乗降場所を長野駅寄りに変更。善光寺から離れた中央通りの飲食店店主は「前回とは人の流れが全然違う」と大忙しだ。
 一方、仲見世通りの土産物店店長(42)は「本当に増えているんですか?」と懐疑的。前回の時はあった高速道路「千円乗り放題」が今回はないことを挙げ、「道路も駐車場も前回ほど混雑していない」。売り上げも減っており、「箱菓子も前回は千数百円の『中』が多く売れたが、今回は700円くらいの『小』が多い」と話していた。
写真説明:回向柱に並ぶ大勢の参拝者で埋め尽くされた善光寺=25日午後0時53分、長野市

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