お知らせ

04月28日(火)午前11時36分

参拝途中に音楽で一息を 長野・往生院で連続演奏会 信毎御開帳ニュース

2015042808
 善光寺七福神の一つ、長野市権堂町の往生院・宇賀神(うがのかみ)大弁才天堂で29日から、バイオリンや金管アンサンブルなどのさまざまな演奏会が初めて開かれる。弁才天は音楽や芸能をつかさどり、かつて花街だった権堂の芸妓(げいこ)たちに信仰されたという。そのゆかりの地で、善光寺御開帳の参拝者らにも音楽で一息入れてもらおうという企画だ。
 往生院は、源頼朝が荒廃した善光寺を再建する際に仮堂(権堂)として以降、善光寺が火災に見舞われるたびに仮堂となり、一帯の地名にもなったと伝わる。今回、善光寺御開帳に合わせて地元住民や商店主らと協力し、境内に初めて回向(えこう)柱を建立。記念の奉納行事として、住職の妻でバイオリニストの金子泰子さんらが演奏会を準備してきた。
 金子さんがバイオリンで出演する29日のほか、5月10日(金管アンサンブル)、17日(フルート)、24日(バイオリン)の全4回を予定。29日はエルガーやドボルザーク、モーツァルトなどの名曲の数々を披露、東日本大震災の復興支援歌「花は咲く」も演奏することにしている。
 キーボードで金子さんらと共演する中野もと子さん(長野市柳原)は「御開帳前には大震災のほか県内でも多くの災害があった。無事に暮らせることへの祈りを込めて演奏したい」。金子さんは「多くの方々の協力で回向柱を建てさせてもらった。弁天様に感謝を込めて奉納し、お参りの方々にほっとしてもらえる場にしたい」と話している。
 4回とも入場無料で、いずれも午前11時と午後1時からの2回、境内で開く(10日は屋外で演奏のため雨天中止)。
写真説明:連続演奏会を開く往生院で回向柱に触れる金子さん(左)と中野さん。左奥が弁才天堂

▲トップへ戻る