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05月01日(金)午前10時11分

声明・木管・日舞のハーモニー 大勧進でコンサート 信毎御開帳ニュース

2015050107
 長野市の善光寺大勧進で30日、御開帳に合わせて天台声明(しょうみょう)と木管五重奏、日本舞踊が共演するコンサートがあった。お経に節や抑揚を付けて歌うように唱える仏教声楽の声明と、県内出身者を含む若手演奏家の演奏に合わせて、日本舞踊家が舞を披露。午前と午後の2回に計約430人が訪れた。
 コンサートは、神戸市の斉川文泰(ぶんたい)さん(61)ら3人の天台宗僧侶が声明を担当。上水内郡信濃町出身のクラリネット奏者、吉岡奏絵(かなえ)さん(29)=東京都杉並区=ら東京芸術大の同級生5人でつくる「木管五重奏さくら」が演奏し、女性日本舞踊家の立花志津彦(しづひこ)さん(65)=東京都町田市=ら踊り手3人が出演した。
 出演者全員が共演した第2部は、仏に来臨を呼び掛ける僧侶の声に合わせ、「さくら」が演奏。子の死を悲しみながら、最後に仏に冥福を祈る母親の様子を踊り手がゆったりと舞った。公演後、吉岡さんは「声明の節や舞の動きに合わせた音を考えながら演奏した。舞台で一つの芸術をつくる感覚が楽しかった」と振り返った。
 コンサートは、大勧進の僧侶が昨年3月に長野市内で開かれた「さくら」の演奏会を聞いたことがきっかけ。鑑賞した山梨県北杜市の三井千恵子さん(77)は「3者が溶け合って、見ている方にも仏の世界が伝わってきた」と話した。
写真説明:声明と木管五重奏の響きに合わせ、子を亡くした母親の悲しみなどを日本舞踊で表現したコンサート

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